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D51.1999
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Yasunori
Sugahara INFORMATION
全国に広がるD51応援の輪!
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各界に拡がるD51応援の輪
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元千代の富士の九重親方
(歌を愛する)
「苦しい時こそ、こころの歌が支えになります。
お互いに頑張りましょう!D51最高です!」 |
巨人軍監督の長島茂雄氏
「地球を舞台に多くの人々に
夢と希望を与え続けるすがはらさんの活動を
応援しています。
ともに力強い時代を創りましょう!」
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女優の野際陽子氏
(D51朗読で応援にかけつけた)
「大人が心から共感できる作品です。
一人でも多くの人にこの歌を届けましょう!」 |
作詞家の阿久悠氏
作曲家の浜 圭介氏(左側)
「平成の心の歌として時代に残る作品にしましょう!
すがはらさん、よろしく!」
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●レールのない汽車 〜阿久 悠〜 全国に広がるD51応援の輪!
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作曲家の浜圭介が、人を介して詞がほしいと言って来たのが、二年前である。話を取り次いだ人が説明するところによると、浜圭介曰く、「二十代で『終着駅』、三十代で『舟歌』、四十代で『心凍らせて』と代表作が作れたので、ぜひ五十代もこれだという作品を作曲したい。それには阿久悠の詞を」と言ったそうである。ぼくは、その心意気やよし、志もよし、浪漫もまたよしと頷いて三篇ばかりの詞を書き上げて、届けた。
五十代の代表作という気持ちも、もちろん本心であろう。しかし、もう一つ、今の音楽業界の中の、真に取り組みたいものに取り組むという空気の無さに、作家として抵抗していると感じた。要するに、この世界から作品論が消えているということである。
かつていきいきと存在した、歌によって社会に風を起こすという野心が全くなくなり、タレント論とビジネス論のみが語られる中で、人と時代を考える作家の吐き出し口がなくなってしまっているからである。そかし、眠ったふりも死んだふりも限界のあることで、作家はそれぞれの方法で、吐き出し口を作ろうとする。たぶん、浜圭介の「詞がほしい」もそういうことであろうと理解した。
二年前に手渡した詞の中に、「D51」(でごいち)というのがあった。廃線になった鉄路のあとに夏草が群れていて、今は、赤錆色の石ころと、土になりかけた枕木が残るのみで、そこで、かつて、主人公の夢を誘い、主人公の体を拐ったD51の疾走を思い出すというものである。
これは、ある夏、北海道へ行った時、イメージとして記憶していたものを、北海道育ちの浜圭介ならわかるだろうと思って、書いたものである。
感傷であり、抒情であるが、いささか時代へのプロテストもある。汗をかいてぶさいくに走ったものが、〜枕木くちて土になり 大草原に風が吹く…で果していいのかという思いである。D51には、時代おくれでも、少なくとも前進する律義さと元気があった。不景気なら不景気で、〜走れ D51 火を噴いて…と走ったのである。
さて、今年になって、この歌が完成したという連絡があった。二年間浜圭介は、曲作りとともに、真に歌える歌手を見つけるオーディションまで自分で行い、歌が健全に世に出る環境づくりに一生懸命だったのである。
歌手は、すがわらやすのりに決まった。レコード会社も見つかり、発売の運びともなった。作曲家は、異例のことだが、歌手ともどものキャンペーンも辞さないと言い、歌手は、街頭で歌ってでも、この歌の存在を人々に伝えたいと意気込んでいる。
その情熱は、音楽ビジネスの言葉の下に、これからのいい歌が走るレールが外されているということでもある。しかし、SLと違って歌は、レールのない道でも前進は出来る。きっと遅いが目的地へ達するだろう。(作詞家) |
〜日本経済新聞 1998年11月13日(金)より〜
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